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レジームシフト(基本構造の転換)

イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)
イワシと気候変動―漁業の未来を考える (岩波新書)
川崎 健
イワシやサバなどの漁獲量が数十年周期で極端に変動する現象が、海の表層を泳ぐ多くの魚種に共通して、しかも広範囲に及ぶ海洋でほぼ同期して起きていることがわかった。明らかに、環境による変動だ。著者がこれをマイワシについて見出(みいだ)し国際会議で発表したのは、一九八三年。それまで世界の常識は、漁獲の減少は乱獲のせいだから、漁獲量に見合った適切な規制をかけて「平衡」を保てば資源は守れるという「平衡理論」だった。そこへ登場した、著者の環境変動論。青天の霹靂(へきれき)である。それでも事実が明らかになるにつれて多くの研究者はこれを受け入れ、海洋環境の変化に連動して魚数が大きく変動することを意味する「レジームシフト」という言葉が、定着していった。これ、科学のよいところである。

 レジームシフトがなぜおきるのかは、本書を読んでほしい。集団で生きる魚の生態系では、環境の影響が大きく増幅されるところがミソである。十分明らかとまではいえないが、さまざまなデータを通して、メカニズムがほの見える。

 つまり、漁獲量が減ったからと乱獲だけのせいにすると、間違えるわけだ。著者は、レジームシフトの変化を見守り、減少から増加に転じたときは決して漁獲せず、じっと待つのだと言う。すると、きっと大きな豊漁の時期がやってくる。「レジームシフト理論による環境変動問題と乱獲問題の統一」である。この方法で成功したのがカリフォルニアのマイワシで、回復期に州政府はがっちり禁猟し、一九九九年には五〇年ぶりの「復活」が宣言された。回復は波に乗り、今も増加が続いている。全く反対をやっているのが日本の水産庁(いま農水省)で、レジームシフトで回復しかけたマサバを禁猟するどころか、許容量をはるかに超える漁獲量を決め、漁獲は一向に回復しない。新聞で「乱獲のお墨付き」とまで叩(たた)かれながら、状況は改まらないという。「政治的配慮」らしい。

 科学では常識になっていても、行政には活(い)かされない。科学と社会、特に行政や国際政治との関係も、この本で改めて考えさせられる。資源豊富な沿岸海域は一九八二年の国連海洋法条約で、実質上沿岸国に分割された。そこでは旧(ふる)い「平衡理論」が、法律に書き込まれて活きている。各国の権益とあいまって、海洋資源の科学的な管理には程遠い状態という。いわゆる「環境団体」による目標を政治的に定めた禁漁キャンペーン(例えばマグロはえ縄漁に対する)も、レジームシフトを無視する。

 どうすればいいのか。行政機関から独立した科学者の常設組織が海洋生物資源の評価を行い、それを政治が尊重するメカニズムが必要と、著者は主張する。温暖化や食の安全に関しても、同じことが言えるだろう。日本は、科学を行政に反映させるシステムが特に弱い国である。
毎日新聞 2009年7月12日 東京朝刊より


 生態系で起こっているこのレジームシフト。
 人間社会にも必要なことだろう。
 明日の参院選、レジームシフトの始まりになればいいのだが・・、
 しっかり、考えて選ばないと。

 もちろん、医療業界にもレジームシフトは必要だ。
まず、病院のシステムがおかしい。
病を治すのに、まず食事であるはずなのに、
病院食は全くなっていない。勤務医時代検食と言って
当直の時にその日の病院食を当直医が食べるのだが
はっきり言って、それをよろこんで食べる医師は皆無
あんなので、健康になれるはずがない。
確かに、カロリー計算だけは、クリアーしているのだろう、ただ
それだけだ。あの中に生きた食材がどれほどあっただろうか??

病気を治すのにあんな食事で良くなるはずがない。
まず、食を重視した療養所を考え、そこを基本にして
病院システムを構築してゆかなければ、命の通った病院は
できない。

また、病院自体その建物がよくない、生活感が全くない。
あんな建物で、病気が治るはずがない。免疫力が低下するだろう。
私の父は以前、臀部に出来た脂肪腫を切除する目的で入院した。
1週間で退院の予定だった。だが、糖尿があるせいか
小手術を終えても、微熱がいっこうにおさまらない。
CRPという炎症を表す血液検査の数値が下がらないのだ。
抗生剤が投与され、他に、熱源がないか色々と検査を受け
父は(父自身も医師なのだが)不安の渦に巻き込まれていった。
結果ははっきりとした原因はわからないが、炎症があるのは
事実だった。

 担当医の先生方は、懸命に原因探求と治療に当たってくださった。
でも、私には分かっていた。『退院すれば、この熱は下がる。』と
普段元気満々で毒舌の父親が、まるで別人のように憔悴しているのだ。
この無味乾燥なコンクリートの箱から脱出すれば、毒舌はもどり、
炎症は息を潜め、熱は下がる。私はそう確信していた。
私は主治医の先生に面談していただき、無理やり退院させてもらう
ことにした。

 結果は退院後、1週間で、無治療で熱は平熱となり、父の毒舌は
すっかり回復してしまった。もちろん血液検査も問題無くなった。


 これが、病院という恐ろしい箱物の実態なのだ。
もちろん、緊急を要する病態にはこの箱物は絶大な力を発揮する。
しかし、人の魂を回復することはとても、この箱物には出来ない
むしろ、魂を弱め、奪ってしまう。

 医療業界にもレジームシフトが必要な理由がここにあるのです。
 (これが、全てではありませんが・・・・、)

 誰もが心から安心して、医療を受けれれる。
 心に手の届く医療が受けられる。
 そのために、根本のところから、改革をしてゆかねばなりません。
 現代医学の哲学ではそれは無理です。
 その答えは伝統医学や代替医療の中に山ほど埋もれている
 と思います。
writer : Dr.hal | 自然律療法 | comments(0) | trackbacks(0) |


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